
2005年に公開された映画『隣人13号』。小栗旬さんがブレイクして間もない頃の作品で、二重人格の主人公・村﨑十三(じゅうぞう)役を小栗旬さんと仲村獅童さんがダブルで演じたのも見ごたえがあります!
さて気になるこの作品結末やラストの意味は何だったのでしょう?
ネタバレと共に考えてみました!
あらすじは?
主人公・村﨑十三(じゅうぞう)は、小学校の頃に赤井と言う男の子たちにイジメられていました。
イジメはエスカレートし、赤井が硫酸を十三の顔半分にかけられ、顔がただれ目もはれあがります。
そうした辛いイジメの体験により十三は13号と言うとても怖くて凶暴なもう一人の人格を生み出していました。
時は流れ10年後、十三は赤井と同じ職場、同じアパートに引っ越し復讐を開始するのです。
ネタバレは?
赤井は妻と、息子勇気と三人で幸せに暮らしています。
赤井への復讐の途中で、
十三の中にいる凶悪な13号(中村獅童さん)が出現し、

深夜に13号が部屋で騒ぐのを注意した隣に住む男・金田と、
赤井が職場でイジメていて、赤井に十三が復讐をしようとしていると告げた関を
殺害します。
そして、赤井の妻に映画観賞券を渡し息子を預かると、十三は息子勇気を遊園地に連れて行くのですが、帰宅しないと赤井が心配します。
そして赤井夫婦が十三の部屋を訪ね部屋を覗くと、血とビデオカメラ、卒業アルバムと、紙がおいてあります。
ビデオには十三に怯える勇気の映像が・・・!
焦って卒業アルバムを開き、ついに赤井は十三が小学時代の同級生と気づき、紙切れに書かれていた母校の小学校に息子がいるとわかった赤井は、暴走族仲間にショットガンを借り急いで小学校に向かいます!
薄気味悪い廊下を進み着いたのは、昔赤井が十三に硫酸をかけた理科室に。
そこで何かの物影が動き、赤井は反射的に撃ってしまいます。
それは鞄で、赤井が反射的に撃ったのは、鞄の中にいる息子だとわかるのです。
「お前が壊したんだよ」
この時過去と不思議なシンクロをして、
映画の冒頭の過去では、赤井にイジメられていた十三は硫酸を被ってしまいますが、大人になって復讐をした後に見る過去は、割れた花瓶があり、十三はその時点で赤井に花瓶で反撃していた。
そこから二人は仲良くなり、冒頭の過去の卒業アルバムでは片隅に写っていた十三が、ラストのシーンではちゃんと卒業アルバムに入っています。
その後中学生になっても尾、赤井と楽しそうに笑いながら歩くシーンが映し出されます。
そしてその時、中学生の十三は解体中のアパートの前で足を止めます。
その中に13号の姿がありこちらに手を振っていいました。
ラストの意味や結末の感想
この作品の面白いところは、人によってとらえ方が変わってくることで
①イジメられ2重人格になった十三が本当に赤井に復讐したが、いじめられていた時自分が勇気をもって反撃していれば、未来は変わっていたのにと回想している
と言う様に結末に捉える人もいるし、
②イジメられ硫酸をかけられる前に、このままでは将来復讐の鬼になる自分を想像し、今(小学生の時点で)反撃の行動をして、恐ろしい未来を回避した
ともとれる作品です!
個人的には②の捉え方であってほしいと思います。
人は誰しも人生の中で、「もしあの時ああしていれば」と言う思いをすることが何度も訪れると思うけど、後悔する前に行動出来ていれば未来はいくらでも変えられる!
この作品自体はめちゃくちゃ怖いんだけど、実は凄く希望のある明るい作品なんだって思いたいです!
もう一度この作品を視聴したい!
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