2018年10月放送のドラマ『あなたには渡さない』
過去に同じ作品が違うタイトルで2回ドラマ化されていて、今回3回目となります!
そこでネタバレや原作、過去に2作品についてもまとめました!
原作や過去の2作品を紹介
この作品は、知る人ぞ知る日本ミステリー界きっての天才と言われ、真宗大谷派の僧侶でもあった作家の連城 三紀彦(れんじょう みきひこ)さんが書かれた小説で、1996年に出版され第9回柴田錬三郎賞受賞を受賞しました。
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不倫、ドロドロ、恋愛、商売、取引、嘘、裏切り、家族等いつの世も皆が気になる内容に溢れていて、1996年に賀来千香子さんが主演で『ゆずれない夜』と言うタイトルで初めてドラマ化されました!
その後、2016年には観月ありさん主演で、2度目は、原作と同じ『隠れ菊』としてドラマ化されました。
観月ありささん主演の『隠れ菊』は、割かし最近なので記憶に新しい方も多いかもしれませんが、その放送からたった2年で3度目のドラマ化になっているので、この作品がいかに人気化わかりますね!!
ドラマ『あなたには渡さない』のネタバレや結末は?
料亭に嫁いだ通子(木村佳乃さん)は、先代の女将から「家庭を守るのが仕事」だと言われ、20年間主婦として料亭の仕事には全く携わらず2人の子供にも恵まれ平凡に過ごしていましたが、ある日突然彼女の元に、夫・旬平(萩原聖人さん)の愛人・多衣(水野美紀さん)が現れ「ご主人をいただきにまいりました」と言い放ちます。
6年前から関係を持っていたと語る愛人・多衣は、夫の名前が書かれた離婚届けを見せ、離婚を切り出します。
夫の料亭は実は多額の負債で倒産寸前であることが発覚し、思いもよらなかった事実を次々と突きつけられた通子は、多衣に旬平との婚姻届を6000万円で買い取ってもらうことを条件に、二人の子供のためにも自らが女将となって料亭を立て直すことを決意します!
夫の旬平は料亭で板前をしていたのですが、料亭が倒産寸前だと知り自信喪失していた為、一方の多衣は愛する旬平が立ち直るための”場”を作る為に板前として雇う事と、夫との離婚を条件に妻・通子に6000万円を貸すのです。
しかし、この大金をどうやって多衣は作ったのか、本当の目的は何だったのかは見どころの一つです!
そして面白いのが「恩を売る」「恩を着せる」という、二人の間の火花がいつの間にか友情の様な、戦友の様な奇妙な関係を築いていき、またど素人だった通子は女将として切り盛りしてメキメキ強くなっていくのです!
女って怖い~w
結末は、今までの2作品は少し原作と違う終わりを迎えていて、観月ありささん主演の『隠れ菊』では、途中で旬平が料亭を辞め、その後通子と多衣がなんと協力して2店舗目をオープンさせているのです。
そして、旬平と籍まで入れていた多衣は、まさかの新しい若い板前と深い中になり、旬平との離婚届けを置いて姿を消しています。
そしてその板前との間に子供まで出来ています!
また元夫の旬平は結局通子のところに戻るのですが、通子はの通子の兄の学生時代の友人で、当時からひそかに通子に好意を寄せていた笠井と言う建設会社の社長に実はお金を借りていて、いつの間にかその男性に心が・・・しかし、その笠井はビル建設に関わる賄賂事件で捕まったと言うニュースが。
と言うめちゃくちゃ衝撃的転回で終わっていますw
今回のドラマではどんなオリジナルの結末になるのかたのしみですね!
人は、大半の人がこの日常が当たり前に続くと思っています。
しかしその幸せが、愛人の出現や倒産という壁にぶつかって崩れ去った時、一体どうするのだろうか。
男と女のゴールは結婚ではなく、その後の生きざまが問われます。
また人は表面は穏やかな顔を見せていますが、誰しも心の底にいろいろな思いを沈めて生きており、次々と打ち寄せる波に飲み込まれて溺れそうになりながらも、向こう岸を目指して必死に泳ぎ続けていて、そういった姿を現したドラマで共感できる部分も沢山あるのではないかと思います。
3回目のドラマ『あなたには渡さない』では、不倫相手の多衣役が水野美紀さんで、水野美紀さんと言えば2017年に放送されたドラマ『奪い合い冬』で、ヒロインの元カレの妻役を演じたのですが、もはやホラーとしか言い様がないくらい、めちゃめちゃ狂気でトラウマレベルに怖すぎるとかなり話題になったので、今回もどんな演技を見せてくれるのかかなり楽しみです!