大人気『スターウォーズ』シリーズで、旧3部作（エピソード4～6）が公開された後に、4作品目として公開された『スターウォーズ・エピソード１/ファントム・メナス』
この作品が現在（２０１８年１０月現在）１番時系列が古い作品で、少年アナキン・スカイウォーカーが、どうしてダース・ベイダーになっていったのかが描かれており、物語のはじまりがわかる作品で『スターウォーズ』シリーズを観る上で欠かせない作品になっています！
そこで、『スターウォーズ』をあまり知らない方や、どんなストーリーだったか思い出したい方の為に、この作品のあらすじやネタバレ、見どころなんかを簡単に紹介したいと思います！
基本事項
ジェダイとは
「ジェダイの騎士」とも言い、銀河系の平和と正義の守護者を言います。宇宙のいたるところに存在する神秘的な力＝フォースを正しく用い、フォースの暗黒面を使うシスと闘います。
1対1の師弟関係に基づく修行を経て、パダワンからジェダイに昇格します。
すぐれたジェダイには、ジェダイ評議会から「ジェダイ・マスター」の称号が授けられるのです。
ダースベイダーとは
『スターウォーズ』を代表する悪役で、最強クラスのフォースの持ち主だった人物であり、スターウォーズシリーズ最初の主人公ルーク・スカイウォーカーの父親でもある。
子供の頃の名前はアナキン・スカイウォーカーで、ジェダイは恋愛禁止だったのですが、パドメ・アミダラと恋に落ちてしまい、妻としてしまいます。
愛する者を守りたい気持ちを暗黒卿ダース・シディアスに利用されてアナキンは仲間のジェダイの命を奪ってしまい、ついには暗黒面に落ちてしまいます。
そのときにダース・シディアスから付けられた名前が「ダース・ベイダー」でした。ダース・ベイダーとなったアナキンは師匠であるオビ=ワンと対決し、敗北してしまいます。
そのときに大やけどを負って手足を失いますが、命を取り留めるためにサイボーグ化され、皆さんがよく知っている黒のマスク姿となっています。
あらすじや内容をネタバレ
エピソード1はダースベイダーとシスの暗黒卿の始まりの物語です。
本作では後にダースベイダーとなる少年アナキンスカイウォーカーが登場し、物語が進むにつれどのようにジェダイになり、どのようなきっかけでダースベイダーになるのかの伏線が隠されています。
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遠い昔、無数に散らばる惑星からなる銀河共和国の政治は、その統治機関である元老院の腐敗により混沌としていました。
そんな時、辺境星系の交易ルートに課せられる関税を巡って、分離主義勢力のヌート・ガンレイ率いる通商連合と惑星ナブーの間で貿易関税率をめぐる論争が起こっており、
ナブーの女王は戦争ではなく平和的に解決したいと望んで共和国連合の元老院に仲介を持ち掛けますが、通商連合は武力でナブーを封鎖しようとし、銀河共和国の元老院は無意味な論争に明け暮れていました。
事態の収拾を図りたいヴァローラム元老院最高議長（テレンス・スタンプ）は特使として、銀河系の平和と秩序維持を担ってきたジェダイ騎士団の中からジェダイマスターのクワイ＝ガン・ジン（リーアム・ニーソン）とそのパダワン（弟子）であるオビ＝ワン・ケノービ（ユアン・マクレガー）を派遣します。
２人のジェダイは、ナブーの原住種族であるジャー・ジャー・ビンクスの助けを得て、拘束されかけていたアミダラ女王（元老院議員）を救い出しますが、追手に攻撃されて船の一部が破損、仕方なく辺境の惑星である砂漠の星タトゥイーンへ修理するために立ち寄ることになります。
修理の部品を手に入れるため立ち寄った部品屋、そこで母親と共に奴隷として働いていた機械いじりが得意な少年アナキン・スカイウォーカーと出会います。
アミダラ女王の侍女パドメはすぐにアナキンと仲良くなり、、自分が組み立てているドロイドC-3POを見せる一幕も♪
またアナキンは、彼らが奴隷を解放に来てくれたのだと思っていたので、タトゥイーンに来た理由を聞いてがっかりしてしまいますが、彼らがお金がなくて部品が買えない事を知ったアナキンは、ポッドレースで自分が金を稼ぐと言い出します。
クワイ＝ガンは船を担保に、アナキンをレースに出すよう、部品屋のワトーに交渉し、レースに勝ったらアナキンを連れていくという賭けを持ち掛けます。
実はクワイ＝ガン・ジンはアナキンからすぐに強いフォース（超常的な能力の源）を感じており、アナキンは並外れた操縦技術を示し、見事レースに優勝しクワイ＝ガン・ジンはアナキンを連れていくことに！
初めは純粋に喜ぶアナキンでしたが、ここがアナキンがダースベイダーとなっていく伏線の1つ目となります。
それが母との別れです。
ポッドレースで優勝し奴隷の身分から解放され、ジェダイとなる事を決意するアナキンですが、母は奴隷のままで、ジェダイの修行には同行できないことを知ります。
母と分かれたアナキンはいつかジェダイとなって必ず助けに来ると約束し母のもとを離れますが、この母との別れがアナキンをダークサイドに向かわせる引き金となります。
また２つ目の伏線はパドメとの出会いです。
彼女に一目惚れをしたアナキンは、彼女が女王の待女ではなく、彼女自身が女王であることを知ります。
本作では大きな進展はありませんが、エピソード2、3と物語が進むにつれて彼女との恋により、恋愛禁止のジェダイであるアナキンはダークサイドへ着実に進んでいってしまいます。
またこの作品の見どころは、アナキンの凄さは映画の所々に登場するところです。
ガラクタを掻き集め一人でロボットを作成したシーンがありますが、そのロボットはあのC-3POです。スターウォーズファンからしたらC-3POはダースベイダーが子供の頃作ったのかと笑ってしまうワンカットでもありす。
また本作の見せ場の一つのポッドレースは、砂漠や渓谷、洞窟の中を高速のレーシングマシーンで走り抜けるレースのため、強靭な反射神経を必要とします。
このレースに人間種族が参加するのは困難と言われていましたが、子供にもかかわらずアナキンは出場し、しかも優勝します。
ダースベイダーは子供のから飛び抜けて凄かったことがわかります。
そのようなアナキンの能力に驚いたジェダイのクワイガンはアナキンの血液を採取し、フォースを操るミディクロリアン値を計測するのですが、そこでジェダイ評議会の長でもあり最強のジェダイでもあるヨーダ並みのミディクロリアン値が検出されます。
その結果からクワイガンはアナキンが伝説のフォースに安定をもたらす者と考えます。
そこでクワイガンはアナキンをジェダイにとジェダイ評議会に連れていきますが、ジェダイ評議会の面々はアナキンのアナキンのフォースの強さを認めながらも、年齢と精神的な弱さを指摘し、また彼の心にダークサイドへと通じる恐怖を感じ取り、修行の開始を保留しました。
その後、アミダラ女王は通商連合からの解放を議会に訴えますが、ナブーを救うという結論には至らず、アミダラ女王は２人のジェダイとアナキンを連れてナブーに戻って徹底抗戦することを決意します。
この時ダース・モールが現れ、クワイ=ガン・ジンは命を落としてしまうのですが、弟子のオビ＝ワン・ケノービにアナキンを弟子にするように、といい残してこの世をさります。
ダースモールとの一戦で命を絶たれたクワイ=ガン・ジンの遺言を守りたい弟子のオビワンの願いを聞き入れ、評議会は最終的に特例としてアナキンをオビワンの弟子として修行を許可します。
ここからアナキンのジェダイとしての修行が始まりますが、ジェダイの終わりの始まりでもありエピソード2、3へと続きます。
スターウォーズの見せ場であるライトセーバーでのシーンでは、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービがジェダイと対をなすシスの暗黒卿の弟子ダースモールと戦います。
ライトセーバーでの戦闘はよりアクロバティックでスピーディな戦闘となっているため、見ていて迫力があります！
弟子であるオビ=ワン・ケノービによりダースモールは最終的に倒されますが、師匠のクワイ=ガン・ジンは刺されてしまい命を落とします。
二人掛かりでやっと倒せたのですから、シスの力の強さが伺えます。
エピソード1の時点ではシスの暗黒卿が誰かはわかりません。
しかし実はジェダイ評議会とも親密な関係にある共和国評議会の元老院議員パルパティーンがシスの暗黒卿であることがエピソード2、3に進むにつれわかっていきます。
本作においてもシスの暗黒卿の暗躍が度々登場します。
冒頭で銀河共和国は政治腐敗が進んでおり、共和国は本来の機能を失っており、それによりパドメの母星ナブーが武力行使にあってしまうことが紹介されますが、実はこれはシスの暗黒卿が裏で手を回しています。
武力行使が行われる前にナブーを脱出したパドメは惑星コルサントで緊急議会に出席しナブーの現状を報告しますが、機能しない議会に失望します。
元老院議員のパルパティーンの案を受け入れパドメは選挙の実施を要求しますが、その結果、パルパティーンが最高議長となります。
つまりシスの暗黒卿が銀河共和国の長となるわけです！！
エピソード2、3に進むにつれパルパティーンの行動にも注目してみてください。
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